るろうに剣心 追憶編
「いえ・・あんまり美味しそうに食べるものだから・・」
「そうか・・」
「本当だったら・・あなたは毎日こうやって暮らしていたのですね
畑をして・・採れた物を食べて」
「ここに来てから思っている・・・三剣流の理にならって、力弱き人々の為に
一人でも多くの人の幸せを守る為に、新時代をと・・剣を振るってきたけれど
それがいかに思い上がりだったかという事を・・・
この程度の暮らしを守る事が、おれにできる精一杯だったんだと・・・
おれ、個人は今まで幸せというものがどんなものなのか
分かっていなかった気がする・・・それが、今になって、やっと・・
君との里山での生活の中で、はっきりと自覚できた
今まで自分がなんの為に戦い
これからも戦っていくのか
その答えを・・・君が教えてくれたんだ」
久しぶりに、るろうに剣心の追憶編がみたくなり
よつべで、発見し見ました!
やっぱりおもしろいですね!
というか、クオリティーが高い!
時代設定、小道具や背景なども詳しく調べてあるのを感じさせますし
殺陣の動きもオリジナリティをだしつつ、迫力があり
ちゃんと京訛りなどの方言にも、気を使っていますし
風景をはさんだりと風流でありながら叙情的と素晴らしい出来でした。
あと、セリフのテンポがよく
声優も凄くあっているし上手なので、まるで演劇を見ているといういうか
凄いしっくりくるんですよね
剣心が、はじめて刺客として人を切るシーンがあるんですが
一連の流れで
=回想=
「単刀直入に言おう、君は人を斬れるか?
綺麗ごとを言うつもりはない・・これは人殺しだ
だが、新たな世を作るには、古き物を打ち壊さねばならない
嫌な役回りだが・・誰かがこれをやらねばならん!
お前は、自分の力を人々を守るために使いたいと言った・・
ならばその力、俺に貸して欲しい
新時代の為、君は人を斬れるか・・?」
=初めて人を切った後=
「おい!おまえ」
「えっと・・」
「見聞訳の飯塚だ この仕事初めてなんだろ?
気をしっかりと持てよ!
たまに正気を失ったり、物が食えなくなったりして
倒れるやつがいるからな・・」
「大丈夫です・・思ってたより、平気でした」
「なーら結構!この仕事は迅速、正確、確実がもっとうだ!
長居は無用、さっさとずらかるぜ!」
=心象=
-自分の汚れた血統と・・犠牲になった命の向こうに・・
誰もが安心して暮らせる新時代があるんだったら!
おれは・・天に代わって・・人を斬る!-
回想、セリフ、心の声と、すごくイイテンポでつながっていって
すんなり入ってくるんですよね
で、私思ったんですが
星霜編と追憶編は、凄く素晴らしいのですが
これは、うる星やつらでいうところのビューティフルドリーマーじゃないかと!!
凄く素晴らしい世界観とシナリオなんですが
原作ファンからは、少しうとまれるというか邪道と言われるというか・・・
確かに、私はこの2つのOVAは好きですが
原作ファンとしての目で見ると、ちょっとあざとすぎるというか・・・そういう感じは否めないですね
しかし、時代劇物のアニメとしても十分観賞に耐えうる作品なのは間違いないので
興味ある人は、是非是非見てみると良いと思いますよ!
後半の展開は、原作や話を知ってる人から見ると中々切ないくって良いですね
いつ消されるかどうかわからないので、お早めに観賞をオススメします。
るろうに剣心 追憶編 1-1