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そーすけさんの日々

フリージア 7巻~(松本 次郎)

「つまらないヤツだと思うだろうけど、
 まぁ、言ってしまえば僕の生活なんてごくありふれたものなんだよね
 でも一つ一つ説明すれば、やはり些細な個性はあるし
 僕にとっては、価値のあるものだったりするんだよ
 人に話したくなるっていうのは、そーいう事でしょ?」


月刊雑誌 IKKIで、連載中のフリージアを紹介したいと思います!

今、現在7巻まで出ており

玉山鉄二が主演で、映画の公開も2007年に決定しています。


被害者側の人間が、加害者に対して敵討ちをする事が出来る

敵討ち法が成立された。

そして、新しいビジネスが生まれる

"敵討ち執行代理人"とは

被害者側の代理として"加害者"や加害者の"警護人"と戦うプロの事です。

敵討ちは、加害者の人間の人権も確保されており

代理人と同等の武器(ガバメント,弾数制限アリ)、そして警護を雇う権利もあります。

民間の警護人が、費用がとても高いです。

金銭に余裕のない場合は、費用負担がない"国選警護人"を政府がつけてくれます。
(国選警護人はワイロを受けて加害者の場所を教えたり
 執行代理人とつながっている場合が多いのでオススメ出来ません。)

敵討ちの日数は、2日間

その間は、指定されたエリアから出た場合は逃亡とみなされ

武装警察に追いかけられつかまった場合は、終身労働が義務づけられます。

私たちが住んでいる世界とほぼ同じ世界

違うのは、"敵討ち法"と他国との"戦争"があっているだけの違い

これは"執行代理人"が職業の男達の話である


・叶 ヒロシ

気配を消せる(気分によりムラがあるが、目の前にいても目視出来なくなる程消える)
自分に向けられた殺気がわかる
という人間離れをした感覚、能力を持つ主人公
銃の扱いにもなれている
伝説の警護人、"幽霊"を殺した事から有名になる
痴呆の母と彼女(?)と暮らしている
精神を病んでおり、強烈な電波人間
凄腕だがメンタル面によってその能力が、かなり作用される

・山田 一郎

叶 ヒロシと同期で、執行代理人の新米として現場に出る
悪を裁く正義の味方と思っていた執行代理人
しかし、警護人との裏でのつながりや
契約者の斡旋などの腐敗した部分を見て、自分の信念を打ち砕かれる事になる
今は、現場経験をこなし、新人2人と行動している
比較的まともな人間で、上司にしたい男 No.1である

・溝口

"叶 ヒロシ"と"山田 一郎"この2人の執行代理人の先輩
2人の新人教育を任された。
人間を"狩る者"と"狩られる者"の2種類に分けて考えている
自分は"狩る側"だと信じていた事から、"叶 ヒロシ"の才能、技術に恐れ
彼を現場で度々殺害しようとする
今現在、彼も精神を病み
在精神科に通院しつつ執行代理人の仕事を行っている
この会社を首になる事が、彼の人生の終わりを意味しているので
他の2人よりも緊迫した追いかけっこになる


読む人を選ぶ作品だと思いますが、なかなかおもしろいです。

なんとなく"ケイゾク" "サイコ" "クイズ"とかと同じニオイを感じました。

敵討ち法は、刑務所での刑期を終えて更生した人間にも"敵討ち"という制裁が下ります。

しかし、更生したといっても

過去に犯した犯罪内容を見せられると制裁を下したくなる気にもなります。

敵討ち方が、正しい事なのか?正しくない事なのか?

考えながら読んでみるのも中々オツなものだと思います!
by souhu090 | 2007-01-07 01:35 | コミック