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そーすけさんの日々

ER Dr.マーク グリーンの最後 =前編= 手紙「the letter]

カーター
「ERのギャング共へ
 今は夕方の五時半、ビーチに来ていてエリザベスは隣でジュースを飲んでるが
 僕はマイタイ一本槍
太陽は傾き、レイチェルはエラの足を波につけながら完全な形の貝殻を探し続けている
 僕ってこんな時にバカな事を考えているんだよ
 なんだかわかる?
 ジョギング中の男が、呼吸息薄で倒れて
 僕が竹べらを持って駆けつけってて手際よく挿管する!
 もしこうなれば、この浜辺のシーンは完璧だ!
 そう思うほど、君たちと汚い仕事がとても懐かしい
 別の仕事を選べば良かった、開業すれば良かったっと何度思った事だろう
 楽して儲ける方法はいくらでもあった
 確かに、今 愛する家族と一緒に過ごせて僕は幸せの絶頂にいる
 でも思い返すと君たちと共に日々 汗した人生は、最高に充実していた
 だれでも過去を懐かしがるものだと君たちは笑うだろう
 僕がいないとERは、やっていかないと出来れば思いたい
 でも、君たちは世界一素晴らしいドクターと看護士のグループだ
 その技術と思いやりと熱意には、誰もかなわない
 急患が来れば、僕がいない事など問題じゃないだろう
 しかし、友情と仲間意識は永遠だ
 去るにあたって、僕はいつも通り振るまって厳しい事を言ったが
 それはけして、君たちを評価しなかったわけじゃない
 だいたい僕は、人を褒めるのが下手な性格なんだ
 長年の付き合いで、僕が君達をどう思っているか察しがつくだろうが
 でも、僕は・・・・エラが手を振って笑っている貝殻を見つけた」

「それで終わり?」

「FAXが壊れてて受信しなくなったんだ」

アビー
「きっとハワイアンナッツの変わりにFAXを送ったのね」

カーター
「はぁ・・コーディ先生から
 今朝逝きました 6時4分です。
 マークの一番好きな・・陽の出の時間に
 皆さんへの熱い思いを伝えたかったので送ります。
 彼を忘れずにいてくれて、ありがとう
 掲示板に張って・・」

「最後の部分も・・?」

カーター
「全部だよ・・」

=ER シーズン8 「手紙」[the letter]=


本当にER漬けの毎日で、ようやくシーズン6からシーズン9までは全部見る事が出来ました!

いやーおもしろい!猿のようにはまっています!

前にも書きましたが、私は結構泣く方なのですが久しぶりに嗚咽が出る程泣く事になりました。

本当に吐く一歩手前まで、泣きましたよ・・

シーズン1から登場しているDrマークが悪性の腫瘍が原因で泣くなってしまうのです。

今回はその話を紹介したいと思います!


この前々回程の話で、娘と共に残された時間を過ごすためにハワイへと向かったマーク

そして、ERに届く,FAX

その、FAXにはマークが亡くなったという事が書かれていたのです。

動揺を隠し切れない、ERのDrと看護士達

今まで、ERを引っ張てきたマークの死はとてつもないショックを皆に与える事になりました。

いつも、強きで我が道をいく"ウィーバー"しかし彼女も大きなショックを受けていました。

ウィーバー
「マークとは、いつもツノ突き合わせて・・私は少しでも上を行って
 競り合いに勝とうと姑息な手段をこうじたけど
 彼は、ただ仕事を全うして帰りたいだけだったわ・・
 いつかこうなると覚悟してたけど、これ程辛いとは思わなかった・・」

ウィーバーの彼女(ウィーバーはレズビアン)
「友達だったのよ・・」

ウィーバー
「数少ない・・」


マークの死を悲しみ、皆で飲みに向かうER職員達

しかし、カーターはどうしてもその雰囲気には馴染めず

何かを抱えている様子でした。

そんな中、Dr.マークしか受診させないホームレスがERにやってきます。

彼は、末期の糖尿病患者で、一度ERにやってきてから意識を失い蘇生術を施します。

しかし、その最中に「グリーン先生・・いらない・・チューブも・・ショックも・・」という

延命拒否の発言が聞かれて、そこで延命処置は中止になるのでした。


職員用の休憩室で、休んでいるカーターの前にダンボールを持ったウィバーが現れます。

新任のドクターの為にマークのロッカーを整理しにやってきたのです。

ウィーバー
「ロッカーを開けなきゃ・・エリザベスにはさせたくないわ
昨日、ロマノとぶつかったそうね」
(エリザベス=マークの奥さん)

カーター
「僕のミス、決めるのを迷ちゃって」

ウィーバー
「これからは、すぐ決断しないと」

カーター
「してるつもりです。」

ウィーバー
「マークが抜けた・・となるとあなたが一番の古株なの
 彼の穴を埋めるはあなただとみんな期待してるわ」

この発言を聞き、カーターは責任の重さを実感します。

そしてウィーバーは

このあとついに耐え切れなくなり、カーターにロッカーの整理を任せるのでした。

ロッカーに張ってあるマークのネームプレート

本・・医療器具・・をダンボールにしまっていくカーター

そして、マークの聴診器を自分のものと交換し形見として受け継ぎ

自分の立場への決意とするのでした。


その後、顔面をショットガンで撃たれた男性が運ばれてきます。

新人のドクターのガーラントは、そのあまりの悲惨な状態に卒倒寸前になり

処置の途中で、外に出てしまいます。

カーター
「はじめてかい?」

ガーラント
「はい・・そうです。すみませんでした・・吐きそうになって」

カーター
「ゆっくり休め」

ガーラント
「自分は・・才能がないんでしょうか?」

カーター
「医者には、2種類ある
 "感情を殺してださないタイプ"と"素直に従うタイプ"だ
 後者の場合は時々気分が悪くなる 皆そうだ
 ココに駆けこむ人達は、病気で血を流して死にかけてる助けないと・・
 自分の感情より助ける事が大事だ
 8年やってる僕も同じだよ・・少しはさ」


確かに成長したカーターの姿がそこにあったのです。


勤務時間も終わりに近づき、最後に延命拒否のホームレスのもとへと向かいます。

ホームレス
「もう・・・帰ってたと思ってた・・」

カーター
「まだいますよ」

ホームレス
「良かった・・グリーン先生以外には世話になりたくないよ・・」

カーター
「知ってます」

ホームレス
「あんた・・俺を人間として扱ってくれた・・」

カーター
「ゆっくり休んで」

バイタルの異常を知らせるアラームがなります。

ホームレス
「なんだ・・!?」

カーター
「このモニター具合が悪くって、大丈夫」

ホームレス
「こ、、怖いよ・・せんせい・・」

カーター
「怖い事などないよ・・僕がついている」

ホームレス
「悔いばかり残る人生だ」

この時、涙を流す事なく我慢していたカーターの頬を涙がつたいます。

ホームレス
「駄目な男だった・・」

声を枯らしながら言います。

カーター
「そんな事ない・・」

ホームレス
「傍にいれてくれ・・もう長くはないから・・」

カーター
「ここにいますよ・・」


そして、手を握り

厳しい連続勤務から・・マークの死から・・新しい責任から

ようやく解放されてカーターはしばしの眠りにつくのでした。


次の話は、マークの立場からストーリーが作られています。

先に結果を見せて、その後過程を見せる

上手い作りですね・・結果だけでボロ泣きした私は、次の話で死ぬ程泣くのですが

続きは、次の記事で書きたいと思います。
by souhu090 | 2007-02-02 02:44 | 日記