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そーすけさんの日々

彼女を守る51の方法

週刊バンチで、連載中の"彼女を守る51の方法"です!

作者は、以前紹介したライチ光倶楽部と同じ作者さんの古屋兎丸さんです。

この方は、以前紹介した時は丸尾末広のようなタッチの絵を描く方と紹介したのですが

ご自分のタッチもあるようで、

光倶楽部は丸尾末広さんが関係しているという事で絵柄を似せたようですね(憶測ですが)

もし・・東京にマグニチュード8の地震がおきたら・・!?

どうやって行動すればいいかというHow to本のような感じです。

就職の説明会の為にお台場にきていた 慶応大学3年生の"三島 ジン"

そして、自分が好きなビジュアル系バンドのライブを見るためにやってきた

ゴシックロリータファッションに身を包んだ女性"岡野 なな子"

2人は、中学時代の同級生で実は意識しあっていたのだが、

岡野は男子からチヤホヤされていた為か、執拗ないじめを受けるようになり

ジンは、岡野の事を思いながらもいじめを見て周りと同じように笑うことしか出来ないのだった。

その時の事をずっと引きずっており"岡野"はゴスとして生きていくようになっていたのだった。

2人は、何年ぶりかの再会を祝すようにお台場名物(?)の観覧車に乗ります。

しかし、大きな価値観の違いが2人にあり

その観覧車での2人の会話は苦痛にしかならなかったのです。

岡野と別れ、駅のホームにたたずむジンは、なんで岡野が変わってしまったのか考えます。

その時、ずっと忘れていた"光景"岡野がいじめられていた事・・

そして、その時ただ岡野を笑う事しか出来なかった愚かな自分を思い出すのです。

慌てて引き返し岡野を追いかけるジン

お台場の防波堤に佇む岡野を見つけてジンは言います。

ジン「岡野ごめんな 俺、あの時守ってやれなかった」

岡野「遅いよ・・もう遅いよ・・ジン君・・」

その時です!あたりに大砲のような音が鳴り響きます・・!

それに続いて激しい横揺れがおきます!その震度マグニチュード8!

必死に耐える2人・・震度がおさまりやっと周りを見渡してみる

しかし・・そこは、もう2人が今まで見てきたお台場の景色はなくなっていました。

2人は、この"液状化"した悪夢の埋立地お台場から脱出して家に帰らなければならない
(地中の水がせりあがり地面が泥水のようになる現象、マンホールが木のようにせりあがる)

岡野・・今度は絶対おれはお前をほっておかない!!

今、2人の脱出劇がはじまる!


グロ度控えめなので、恋愛マンガとしても読む事が出来ます!

基本はHow to本ですが、ストーリーももちろんあっておもしろいですよ

どうしても災害地から逃げる・・!って作品になると

"サバイバル"や"ドラゴンヘッド"みたいに殺伐とした話になりがちですが、

本作品は前向きに生きていこう!というテーマで描かれていて読みやすいです。

きたるべき日に備えて読んでみるといいと思いますよ!

関東圏の人には特にオススメの一冊です。
by souhu090 | 2007-01-13 00:14 | コミック